日本
先日バンタンデザイン研究所でアートイットの編集長の小崎さんとトークをしました。

博学の編集長相手に恥をかいたのではないでしょうか。
日本的なるものとは一体何であるのか?
日本を知っているようで実は何もしらないのではないかと思う2時間の冷や汗のトークでした。

日本を顧みるには様々な視点があるでしょうが、小崎さんからのレジュメを参考に再考しました。

「風土、地理、気候、食文化、身体的」視点を基に考えると次のようなことが連想される。
照葉樹林文化、海上の道、島国、四季、温帯、海洋性気候、火山、温泉、地震、稲作、米食、漁業、魚食、
発酵食、モンゴロイド的特徴(黒髪、黄色い肌、蒙古斑)

「宗教、文化」からは アニミズム、神道(多神教、八百万の神々)、大乗仏教、儒教、中国(漢)文化(書、茶、漢字)、
大和心、もののあわれ、平仮名、片仮名、天皇制、賎民差別、和歌、言霊思想、桜、散華精神、無常観、能、
狂言、文楽、歌舞伎、枯山水、借景、5音階、4拍子など。

「現代社会、経済」からは非欧米圏では最初の近代化と国家主義、敗戦、被爆体験、工業科学立国、長寿、
高齢化社会、経済力、低い貧困率、大衆消費社会、自殺率など

「現代社会、文化」からは漫画、アニメ、大衆文化、アメリカナイゼーション、ファッション。
こうした視点から日本再考をしたいと思うがかなり、時間がかかる研究になりますね。

ところで会田誠は現代日本のよくない事情、暗部や恥部をアイロニカルに、時にはエロく、グロく描くが、
日本のイメージはどうも日本人自身も外国人が長年描いてきたものが優先されているようで問題です。

桜、富士山、花鳥風月、花見、わび、さび、幽玄、温泉、紅葉狩り、菊と刀、武道、武士道、禅、神道、
伊勢神宮、神社、仏閣、京都、奈良、芸者、舞妓、将軍、刺身、寿司、相撲、盆栽、華道、茶道、柔道、剣道、
浮世絵、能、歌舞伎、狂言、屏風、掛け軸、畳、布団、着物、漆、竹、月見、等など。
これらは伝統的な日本の表象である。

外国人から見た日本の代表的なイメージなんですね。
いつまでもオリエンタリズムではないでしょう。
こうした歴史と深く結びつきながらも、現代日本の本質を出していかないと、
イメージ先行の中味の薄い化石日本になってしまいます。

三潴
[PR]
by mizuma-art | 2010-02-03 16:11 | その他
<< 鴻池朋子展「インタートラベラー... G-tokyo >>