2010年 02月 23日 ( 1 )
創意正陽藝術区の騒動
先般、北京市の草場地区周辺の村が再開発計画により、突然立ち退き命令により退去される事態が
5つの村で起きていることを書きました。

この5つ村の中には創意正陽藝術区と呼ばれるアーティストが多数居住している地区が含まれていました。
ここに日本人作家の岩間賢氏が3年前からスタジオをもち、奥さんとお子さんの4人で生活をしてました。
昨年の11月初めに大家から突然、月末までに立ち退くよう通告され、10月に1年分の家賃を払ったばかり
での事態に吃驚して、他の作家たち(50名)と共同で大家に対して抗議と撤回を求める活動を開始して
いました。

作家の中には10月に新規に契約して入居したばかりで、ようやく内装工事を終えて住みはじめた者もおり、
余りにも理不尽な対応に怒り、大家の会社に押し掛けたところ、会社は偽装倒産でもぬけの殻。
状況を調査したところ、北京市は空港近くのこれらの地区に一大金融センターを計画しており、昨年7月に
関係地区の村役場や建物所有者には通告済みであったようです。

岩間君らが賃借していたアーティストのスタジオの大家は、こうした事実を隠蔽して、ぎりぎりまで家賃を
集め、偽装倒産して雲隠れしました。
建物の所有者には政府から補償金が払われるようで、大家としては、一刻も早く居住者を立ち退かせるため、
抵抗するアーティストへの見せしめで、電気や水道の供給をストップしたり、様々な嫌がらせを行っていました。
発電機を持ち込んで頑張り続ける作家たちへの嫌がらせは続き、深夜に建物のガラスを割られたり、
不穏な状況に岩間君は家族を避難させ、一人泊まりこみをしながら、仲間の作家たちと夜警や政府への
抗議活動や裁判を起こしたり積極的な活動を行っていました。

朝日新聞によれば22日未明に100名近い暴漢がこのスタジオ地区を襲い、岩間君は頭を4針縫う怪我を
負ったようです。
詳細については、現在調査中です。
あいにく北京ミヅマは春節で休みなので明けたら続報を書きます。

三潴
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by mizuma-art | 2010-02-23 15:09 | その他