カテゴリ:展覧会紹介( 40 )
霧島アートの森 野外設置編
今月9日より霧島アートの森にて鴻池朋子展「インタートラベラー 12匹の詩人」が始まりました!
東京オペラシティアートギャラリーインタートラベラー 神話と遊ぶ人」の巡回展となっておりますが、大きく異なるのは野外展示です。

広大なアートの森を「地上」、美術館内を「地中」、その近隣も含めた展示エリア全体を「キリシマ地球」と名づけ、そのすべてを使って展覧会が構成されています。
オオカミの化身である“12匹の詩人”が「子どもの脚」という姿で、様々な場所に身を潜めています。

今回は「地上」そして「キリシマ地球」での設置風景を少しご紹介いたします!

先週はちょうど台風18号の接近で、アートの森周辺は悪天候。霧に覆われていました。
そんな中でもレインコートと長靴で、野外展示に出かけます。

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鴻池もカートに乗って、森へ出発。広大な森の移動には、これがとても便利です。

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森の手入れをしてくださっている園地の方々が高い木の上に、作品を設置してくださいます。
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作家とスタッフが滞在していた栗野岳温泉南洲館には八幡大地獄という噴気孔があって、今回は特別に許可をいただき、展示させていただきました。
女の子の脚を抱えて、いざ大地獄へ。

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ちょうど煙に加えて霧が発生し、視界が悪い中での展示でした。
噴気孔から煙が沸き立つ音で、声がかきけされてしまうので、「もっと右~」「もっと手前~」などと叫びながらの設置です。

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そして昭和63年に廃止になった、JR山野線の枕木を利用した日本一の枕木階段(561段)を上りきった展望台からしか見えない作品もあります。
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そして台風が去った後には、アートの森でこんなに燃えるような赤い夕日が見えました。
毎日の展示作業で疲れた体を、いっきに癒してくれました。

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実際の展示風景そしてアートの森に響き渡るオオカミの遠吠えを、是非現地で体験して下さい。
霧島アートの森では、今回だけの特別な野外展示マップを配布しています。
それを片手に、皆様12匹の詩人を探してみてください。


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by mizuma-art | 2009-10-15 08:00 | 展覧会紹介
会期わずか!
鴻池朋子展「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」の会期も残り5日となりました!
みなさま会場にお急ぎ下さい。

また先日
Tokyo Art Beatさんが取材をして下さいました。
インタビューの様子は以下よりご覧下さい。



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by mizuma-art | 2009-09-23 00:51 | 展覧会紹介
台北ー北京ー韓国
8月20日から22日まで台北に、23日から26日まで北京、それ以後北京から再び台北へ戻り、8月31日に日本へ帰国予定でしたが、台風のため飛行機がキャンセルになってしまい、9月1日にソウルへ行き、3日に帰国しました。

9月20日からの台北は現地ギャラリーで開催している木村了子展の個展のオープニングの為に、23日からの北京はMizuma & One Galleryにて始まった会田誠の公開制作を見学に行きました。

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今回会田くんが制作している作品の1つは《The Ash Color Mountain》というタイトルで、高さ3メートル幅7メートルのキャンバスにサラリーマンの死体が山の様に積み重なっている大作です。
この作品の構想は3年程前から頭の中であたためられていたもので、サラリーマンを描くのはあまり絵柄的に面白くないということで、先延ばしされていた作品です(可愛い女の子の絵なら早く制作したと思いますが、、、笑)。
そうこうするうちに、去年のリーマンブラザーズの倒産でリーマンショックが走りました。
会田くんはそれ以前から「リーマン(サラリーマン)の死の絵を創作する」と言っていましたので、アーティストの予言的作品になっています。

このサラリーマンの死体の山を描くにあたり、会田くんは自らビジネスマンの格好をして、ポーズをとって撮影をしています。

本当はいけないのでしょうが、リアリズムを追求する会田くんの制作のマル秘裏側をほんの少し、特別公開します。
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2009年中に完成予定で、2010年1月16日から始まる国立国際美術館でのグループ展「国立国際美術館新築移転5周年記念 現代美術の絵画(仮称)」で展示される予定です。

10月下旬から11月になれば北京での制作もさらに進むと思いますので、興味のある方は是非北京へいらして下さい。


26日に北京から台北へ戻り、28日から一般公開のアートフェア、アート台北に参加しました。
台北、北京間は直行便が出来て大変便利と聞いていたのですが、混雑しておりチケットが取れず、結局香港を経由するフライトとなりました。

さて、このアート台北には79ものギャラリーが参加しました。私は5年程前にここから招待をうけて、日本やアジアのアート事情についてトークをしました。また、昨年も再度このフェアに呼ばれて、同じようなトークをしました。ギャラリーのブースとしての参加は今回が初でしたが、去年あたりからコンテンポラリーアートフェアとして展示作品のレベルが上がっているのを見ていたので、大変興味を覚えました。
現在、台湾のコレクター達は日本の現代アートに興味を持っているので、ここで売れなかったらこの不況下でのマーケットの先行きは暗くなると思っていましたが、結果は私どもの画廊を含め、11件の日本のギャラリーの成績はそれなりに良かったようです。
台湾のコレクターは小さいものは好まず、大きな作品やマスターピース級のものを購入する人が多いので、大変重要なアジアのマーケットの一つとなっています。
フェアは9月1日までの5日間という長いものでした。
一度日本へ帰る予定でしたが、台風のためキャンセルになり、9月1日にソウルへ向かいました。

ソウルでは9月3日から25日まで宮永愛子が参加しているPlatform 2009という展覧会があり、それを見に行きました。
同展は101名の作家が参加し、まるでミニビエンナーレの様な状態でした。
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宮永の作品ではこの建物で使われていた扉を30枚ほど並べて、ここの記憶である軍人の靴や韓国ならではの記憶が残るものをナフタリンで制作して展示しています。

会場はKGB国家公安局などが入っていた政府系の建物で、どうも韓国人には暗い記憶が残っているもののようです。
そのビル群を利用して開催しているPlatform2009は《Void of Memory》というタイトルで、サイトスペシフィックな作品が並んでいました。

キムソンジュアートセンターが主催で、日本からは森美術館の片岡真実さんがキュレーターとして参加をし、作家が作家を選ぶセクションもあり、バラエティーに富んで面白い展覧会でした。

会場がどちらかというと暗い建物なので、地下室に行くとおどろおどろしい感じがあり、ダークな気分にさせられる展覧会です。

このビル群は将来的に現代アートセンター/美術館として生まれ変わる予定で、韓国の現代アートへの意気込みを感じさせられます。
2週間にわたってアジア各地を動きましたが、東アジア共同体という事を強く意識させられた2週間でした。
また本日からはShContemporary(9月10日—13日)を見るために上海へ向かいます。

2009.9.8
三潴
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by mizuma-art | 2009-09-08 14:37 | 展覧会紹介
鴻池朋子展 「インタートラベラー神話と遊ぶ人」 新作インスタレーション制作風景を公開
東京オペラシティアートギャラリーにて好評開催中の鴻池朋子展「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」が残すところあと1ヶ月程となりました。

同展で展示されている新作「Earth Baby」のインスタレーション制作映像が公開されました。
展示プランや「Earth Baby」が設置される作業風景が収録された興味深い映像となっております。
鴻池朋子展をもう既にご覧になった方も、これから見に行かれる方も是非ご高覧くださいませ。




鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人
期間:2009年7月18日[土]─ 9月27日[日]
会場:東京オペラシティアートギャラリー(3F ギャラリー1・2)
開館時間:11:00 ─ 19:00
(金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館)

入場料:一般1,000円(800円)、大学・高校生 800円(600円)、中学・小学生 600円(400円)

*( )内は15名以上の団体料金
*その他割引(半額):閉館1時間前以降の入場、65歳以上、Arts友の会会員
*土・日および祝日は中学・小学生無料。
*障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。
*割引の併用および払い戻しはできません。
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by mizuma-art | 2009-08-26 17:27 | 展覧会紹介
会田誠の写真の仕事展
岡山市に新しく開廊したgallery A・zoneでの「会田誠の写真の仕事」展に行きました。
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A・zoneはニューヨーク在住の本田夫妻が本年初冬に突然ギャラリーを岡山市に開き、冬と夏の2回だけ展覧会を開催するスペースです。

ニューヨークに30年以上にわたり住んでいる本田夫妻には大変お世話になっています。
アートフェア参加や作家の展覧会の為にニューヨークに行く度に泊めていただき、奥様の手料理でいつも歓待を受けています。

ミヅマのスタッフもお世話になっており、美味しいカレーが評判です。

A・zoneギャラリーのオープニングはこのカレー料理が出て来て、来廊した皆さんに振る舞っているのにびっくり。
そして岡山市のみならず、四国や中国地方大阪かあらも大勢の来客がやって来ているのには二重にびっくりしました。

東京で活動していると、知らず知らずの内に東京中心の考えに陥っていたようで、地方の熱気に圧倒され反省しきりでした。
江戸の昔から地方には地域性あふれた独自の文化が根付いており、それが日本の底力となっていたのですね。

最近地方分権が叫ばれていますが、東京中心の行政の在り方は問題です。地方を疲弊させては日本の明日はありません。
地方文化の活力が東京を変え、日本を変える原動力なのだと思いました。
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by mizuma-art | 2009-08-11 16:56 | 展覧会紹介
WALL WORKS展
サンフランシスコに一泊で行ってきました。

イエルナ ブオナ 芸術センターで会田誠が現地制作した作品が完成(?)したので見に行きました。

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会田くんが参加したのはBetti-Sue Hartzさんのキュレーションによる「Wallworks」というタイトルの展覧会で、オーストリアやイスラエル、ナイジェリア、アメリカなどから8名の作家が参加しています。
それぞれ壁面を与えられ、現地制作をしました。この展覧会は10月25日まで開催されています。

なお、このイエルナ ブオナ 芸術センターは建築家の槇文彦先生のデザインによるものです。

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左から三潴、Betti-Sue Hartzさん、会田くん

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会田くんの作品はMONUMENT FOR NOTHING III という作品で、熊手をモチーフに蛍光色をふんだんに使ったアプロプリエーションアートで、高さ7.5メートル、幅15メートルのスケールの作品です。
日本の現代のオタクや様々な社会現象をちりばめています。

どうもまだ未完成のようで、この後11月にバンコクで開催される国際交流基金主催の現代アート展にも出品予定で、そのときにもう少し手を入れたいと言っておりました。


現地は思いの外寒いのでびっくりしました。

せっかくのサンフランシスコですが、会田くんは今年芸大を卒業した松田くんという助手と二人で金門橋も見ずに朝から晩まで作品制作に集中していたようです。

ホテル一泊、飛行機一泊の強行スケジュールでしたが、行ってみた甲斐はありました。

2009.8.5
三潴
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by mizuma-art | 2009-08-05 16:50 | 展覧会紹介
池田学展@おぶせミュージアム・中島千波館
7月31日-10月6日まで、長野県の おぶせミュージアム・中島千波館にて池田学展が開催されます。
細密画のスタイルを確立した卒業制作「巌ノ王」(1998)から、昨年末にミヅマアートギャラリーの個展で話題を呼んだ最新作「予兆」(2008)まで、これまでの池田の作品が一堂に会します!

同展の搬入のため29日、30日と小布施へ行ってまいりました。
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久々に再会する作品もたくさんあり、池田も作品のコンディションチェックに余念がありません。
「ブッダ」 2000 紙にペン、インク 130.3x162.1cm
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2008年の個展で注目を集めた大作「予兆」 2008 紙にペン、インク 190x340cm
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今、国内外で注目を集める池田学の初個展をみなさまお見逃しなく!
遠方ではございますが、長野へお出かけの際にはどうぞお立ち寄りください。

尚、9月22日(火)午後2時からは作家によるギャラリートークを予定しています。
展示室で作品を鑑賞しながら、池田に細密画を描くきっかけを与えた大学時代の担当教官、
中島千波画伯と対談を行います。こちらもぜひ。

池田 学 展
会期:2009年7月31日|金|-10月6日|火| 会期中無休
開館時間:9:00-18:00(10月より17時まで)
会場:おぶせミュージアム・中島千波館
〒381-0201 長野県上高井郡小布施町大字小布施595
TEL 026-247-6111

*ギャラリートーク*

池田学×中島千波(日本画家・東京藝術大学教授)

日時:9月22日(火)《国民の休日》14:00-
参加費:無料(入館料は必要となります)

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展示の合間にストレッチ。









2009.8.1
菅原
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by mizuma-art | 2009-08-01 19:51 | 展覧会紹介
「neoneo展 Part1[男子]」ネオネオ・ボーイズは草食系?
明日から日比谷の高橋コレクションで「neoneo展 Part1[男子]」と題した展覧会がはじまります。
2部構成になっており、Part1では男性作家の作品を、次のPart2では女性作家の作品を展示する事になっています。

高橋先生とこの展覧会について話す機会がありました。
どうもアート界も最近の男の子は草食系だということで副題に「ネオネオ・ボーイズは草食系?」という言葉がついています。
先生曰く明らかに女子編では若い女性作家は爆発していて、男子はおとなしいそうです。
アートも時代を反映するのだと笑っていました。
ぜひ皆さんも足を運んでみて下さい。

2009.7.31
三潴
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by mizuma-art | 2009-07-31 14:31 | 展覧会紹介
オペラシティ会場で
7月18日より東京オペラシティアートギャラリーにて「鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人」が開催されています。



その展覧会場内(深度図書館近く)に10月9日より鹿児島県霧島アートの森にて開催する鴻池個展「インタートラベラー 12匹の詩人」のフライヤーが置いてあります。
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これを持って霧島での鴻池展にお越しいただくと、現地で素敵なプレゼントがありますので、皆様忘れずにお持ち帰りください!

おさだ
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by mizuma-art | 2009-07-23 21:13 | 展覧会紹介
倉重迅展、大島梢展
本日はギャラリーで開催中の展覧会について、書きたいと思います。

現在ミヅマアートギャラリーでは倉重迅という作家のビデオインスタレーション作品を、
ミヅマ・アクションでは大島梢という作家の平面作品を展示しています。

倉重迅は高校卒業後ヨーロッパにぷらりと旅に出て、フランスでアートに興味を持ち、
ボザール(フランスの美大)を出たあと、作家としてのキャリアをスタートしました。
数年前日本に帰国し、現在は東京で作品制作をしています。
2005年トリノトリエンナーレや2008年のシドニービエンナーレに選ばれ、作品が展示されました。

ビデオ作品というのは日本だけでなく世界でも大変売りづらいジャンルで、残念ながら個人コレクターは殆どおりません。

しかしビジネス的には難しくても移動の簡便さや展示にそれほどお金がかからない事もあり、
今や世界の国際展の展示の半分はビデオインスタレーションの作品となっております。
最近はハイビジョンの作品が制作されるようになり、映像設備にお金がかかるようになって、
手の込んだ作品ほど費用がかかる様です。

今回の作品はなかなかチャーミングなものなので、ぜひ見ていただきたいと思います。

ミヅマ・アクションで展示している大島梢は子供の頃から「虫めづる姫」で
自宅の庭に食草を植え、そこに付いた卵を羽化させたり、自然の動植物の観測に目を光らせ、
それが作品に結実しています。

今回はミヅマ・アクションでの初個展です。
本来なら2年くらい時間をかけてじっくり作品制作をするところを、無理を言って
個展を開催してしまい、本人には不満の残る所もあったようですが、なかなか好評です。

「神は細部に宿る」ということを体現できる作家だと思います。

2009.6.27
三潴
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by mizuma-art | 2009-06-27 09:51 | 展覧会紹介