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会田誠 「カリコリせんとや生まれけむ」

会田誠の初エッセイ集、「カリコリせんとや生まれけむ」(1,575円税込)
が幻冬舎より刊行されました!


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このエッセイは2007年10月より09年11月までの2年間、
幻冬舎のPR誌「星星峡」にほぼ毎月連載されてきたものです。
(※連載は現在も継続中)

帯にはよしもとばななさんから素敵なお言葉が。

こちらからご購入いただけます!
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by mizuma-art | 2010-02-26 19:49 | 作家の仕事
訂正:創意正陽藝術区情報続編 
【内容を一部訂正しました】
こん棒を持った100人以上の暴漢は深夜に岩間君らを襲い、6名のアーティストに怪我を負わせました。
北京は春節の休み中で、田舎に帰郷した者も居て警備が手薄な時期を狙った計画的な犯行のようです。
警備は当番制で当日は2名が寝ずに巡回警備中で、他の4名は偶然居合わせたようです。

襲撃は深夜2時前に4台の大型ユンボが敷地内に進入してきたことから始まりました。
突然の進入を不審に思ったアーティストたちが全員で外に様子を見に出てきたところ、
裏門に隠れていた100人以上の暴漢が突如襲い掛かって来たとのことです。
暴行は屋外で行われましたが、暴漢たちは建物のガラスを割るなど、警備当番が待機している宿直室に
侵入した形跡も見られたとのことです。
暴行中に岩間くんが首にかけていたカメラを奪い破壊した上、その中に入っていたメモリー・カードを
抜き取る等、乱暴狼藉を働いたとのこと。
宿直室に置いてあった彼のパソコンも建物を破壊する際に落ちてきた材木などにより壊れてしまいました。

今回の暴漢たちはプロのようで、立ち退きを拒んでいる地域に出没して暴力を振るって、住民を怯えさせ、
力ずくで退去を迫るやり方は社会問題化しています。
この連中を雇っているのはディベロッパー(建物の大家、オーナー)で、政府からの補償金を一刻も早く
貰うために、追い出しに使っています。

世界史レベルでみても、現在の中国は人類史上最高の建築ラッシュです。
このため長年住み慣れた家を追われ、村が取り壊しになる事態が全国的に発生中です。
最近は所謂CHAI(政府命令に寄る退去勧告)に対して補償金が支払われるようになり、多少は改善され、
住民たちも抵抗せずに明け渡すようになっている中国です。
ところがこんどはこの補償金目当ての悪質なディベロッパーが暗躍して、今回の事件のような事が頻発
しだしているようです。

私どものギャラリーがある北京市の草場地区周辺にはアーティスト村がたくさん在りますが、再開発計画で
スタジオが取り壊されたアーティスト難民が多数発生しています。
こうした難民アーティストの一部のグループが天安門広場で抗議活動を行ってます。
彼らは反中国ではなく、理不尽なCHAIと悪質なディベロッパーの横暴に対して抗議しているのです。
しかしながら一部のマスコミが反中国活動と歪曲した報道をしているようです。
彼らは補償金を持ち逃げした、悪徳不動産屋やディベロッパーに対して不正義を正しているのです。
決して反中国活動をしているわけではありません。
誤解のないように願います。

怪我を負った岩間君らは幸い大事に至らず、こちらもひと安心しましたが、これからも気が抜けません。
正当な権利が正当な方法で彼らに与えられることを願っています。
日本人アーティストの岩間君が傷害被害を受けた(外国人としては初めて)、
今回の事件に対し外事部は相当気を使っているようです。
明日は我が身かと草場地区のMizuma & One Galleryの先が思いやられます。

三潴

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ミヅマ北京スタッフより岩間事件報告

岩間さんの件ですが、日本のニュースでも取り上げられていたかもしれませんが、頭を4針縫い、
体中を殴られるという酷い状況だったようです。
多少の不便はあるものの、現在体調に目立った問題はなく、近日中に抜糸もできるだろうとのことでした。

立ち退き命令が出てからずっと続けていたアトリエの見守りを狙っての襲撃だったらしく、春節中は通常2名
だけで行っていたそうですが、当日はたまたま別件で来ていた4名もおり、合計6名だったために、
襲撃を受けているときにも、外部に連絡を取ることができた、2名だけでは、何もできなかっただろう、
とのことでした。

土地の権利自体を売却するという動きがあるため、大家との話し合いではなく、外部の人間も加わり
今回のような実力行使に出始めたのだろうとのことです。
芸術区は大きな土地を一組の大家が管理しているため、立ち退き手続きが、こまかく分かれている民家に
比べてやり易いようで、芸術区は簡単に免れられない状況のようです。

当日は公安が来ても、芸術家達に良いように動くわけでもなく、襲撃した人たちを車に乗せていっただけで、
そちらを保護するような態度だったそうです。
大型ユンボ4台で乗りつけ、一気に建物を壊していき、隋建国の作品も、破壊されてしまったそうです。
(彼が倉庫に使用していた建物がありました)
その襲撃の翌日、建国門でそれに反対する芸術家たちのデモが起こり、それを受けて、中国国内では、
メディア規制がありこの件に関しては国内での報道はあまりありません。

たまたま当日そこにいたのが岩間さん(外国人)だったために、問題が大きくなり、警察でもケガに対して
入念に調べられたようですが、それも警察のただのパフォーマンスかもしれない、というのが皆の見解のようですね。

今回の黒幕が誰なのかはまだはっきりとわかっていないようで、公安も芸術家の味方をするわけではないので、
もはや成す術なし、という感じかも知れません。

草場地も、早くて6月には取り壊しになるかも、という噂が再浮上しています。
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by mizuma-art | 2010-02-25 12:50 | その他
筒井康隆氏
小説家、筒井康隆が自らの小説を読む会に行きました。
今回が最後の朗読会で会場の成城ホールは満員、山下洋輔のピアノ演奏や役者の上山克彦の独り芝居と
楽しい会でした。
上山克彦が演じた「陰悩録」は2006年に筒井康隆作の短編で、笑いの連続で腹が痛くなりました。
役者ってなんであんなに上手く演じることができるのでしょうか!
さて筒井康隆の朗読ですが、これがまた抱腹絶倒でお腹が痛くなるほど笑いました。
朗読した作品は「関節話法」、1984年作で黙読するよりは数千倍面白かった。
なんとも贅沢な時間を過ごせました。

実は筒井康隆の一人息子の伸輔君は、1995年からミヅマで展覧会をやっています。
6月に市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで個展を開催します。
蜜蝋に昆虫を封じ込めた作品を制作し続ける筒井伸輔の世界は魅力的で深いです。

三潴
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by mizuma-art | 2010-02-24 12:36 | その他作家情報
創意正陽藝術区の騒動
先般、北京市の草場地区周辺の村が再開発計画により、突然立ち退き命令により退去される事態が
5つの村で起きていることを書きました。

この5つ村の中には創意正陽藝術区と呼ばれるアーティストが多数居住している地区が含まれていました。
ここに日本人作家の岩間賢氏が3年前からスタジオをもち、奥さんとお子さんの4人で生活をしてました。
昨年の11月初めに大家から突然、月末までに立ち退くよう通告され、10月に1年分の家賃を払ったばかり
での事態に吃驚して、他の作家たち(50名)と共同で大家に対して抗議と撤回を求める活動を開始して
いました。

作家の中には10月に新規に契約して入居したばかりで、ようやく内装工事を終えて住みはじめた者もおり、
余りにも理不尽な対応に怒り、大家の会社に押し掛けたところ、会社は偽装倒産でもぬけの殻。
状況を調査したところ、北京市は空港近くのこれらの地区に一大金融センターを計画しており、昨年7月に
関係地区の村役場や建物所有者には通告済みであったようです。

岩間君らが賃借していたアーティストのスタジオの大家は、こうした事実を隠蔽して、ぎりぎりまで家賃を
集め、偽装倒産して雲隠れしました。
建物の所有者には政府から補償金が払われるようで、大家としては、一刻も早く居住者を立ち退かせるため、
抵抗するアーティストへの見せしめで、電気や水道の供給をストップしたり、様々な嫌がらせを行っていました。
発電機を持ち込んで頑張り続ける作家たちへの嫌がらせは続き、深夜に建物のガラスを割られたり、
不穏な状況に岩間君は家族を避難させ、一人泊まりこみをしながら、仲間の作家たちと夜警や政府への
抗議活動や裁判を起こしたり積極的な活動を行っていました。

朝日新聞によれば22日未明に100名近い暴漢がこのスタジオ地区を襲い、岩間君は頭を4針縫う怪我を
負ったようです。
詳細については、現在調査中です。
あいにく北京ミヅマは春節で休みなので明けたら続報を書きます。

三潴
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by mizuma-art | 2010-02-23 15:09 | その他
アーティストと美容師のトークイベント
美容雑誌「+ing」のスペース「+ING Attic(プラスイング・アティック)」にて、新シリーズ企画「CROSSING —アートと美容の交差点」
という美容師とアーティストの対談が始まります。
そこで第1回目は鴻池朋子がお話させていただくことになりました。

「CROSSING —アートと美容の交差点 vol.01」
日時:3月12日(金) 20:30〜(開場20:00)

会場:+ING Attic
    〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町12-28 TEL : 03-6426-0636
出演者:ゲスト・アーティスト: 鴻池朋子
    聞き手美容師:apish jeno(店長)堀江昌樹さん
入場料:2,000円(1ドリンク付き)
    ※「+ing」年間購読者は300円の特典割引あり!
主催:+ING Attic

●お申し込み方法は事前予約制となります。
メールにて(info@plusingpress.com)お申し込み下さい。
その際、メール件名に、「鴻池朋子トーク申し込み」と記入し、お名前、人数、電話番号を明記して下さい。
現在「+ing」の年間購読をされている方は、その旨をお知らせ下さい。また、入場料のお支払いは当日受付にてお願いします。

●イベント、+ING Atticについてのお問い合わせは
【TEL】03-6426-0636(+ING Attic)または、03-4500-7441(「+ing」編集部)まで
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by mizuma-art | 2010-02-22 21:38 | トーク&サイン会のお知らせ
永禮 賢 × 鴻池 朋子
鴻池朋子作品集『インタートラベラー 死者と遊ぶ人』の撮影をしてくださったフォトグラファーの永禮賢さんが
金沢のギャラリーSLANTで個展「mind encode」を開催されます。
そこで初日オープニングイベントとして永禮 賢×鴻池 朋子の対談を致します。

対談:永禮 賢×鴻池 朋子(入場無料)
2010年3月20日(土)19:00~
会場:SLANT 
石川県金沢市広坂1-2-32 北山堂ビル2F, tel 076-225-7746

永禮賢さんの2冊目の写真集『mind encode』は羽鳥書店さんより刊行予定です。
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by mizuma-art | 2010-02-18 13:08 | トーク&サイン会のお知らせ
作家情報
2月10日より山口藍展が市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで始まりました。
六歌仙をテーマにした絵画が大テーブル状の支持体に描かれています。
この支持体は山口藍が考案したもので、表面が滑らかな肌ざわりで独特な質感があります。
六歌仙はレールから外れた(はみ出た)ミヅマの作家たちを意識したと山口は述べています。
是非ご高覧ください。

北京は春節でお休みです。
相変わらず冷えこんでいて、会田君の作品制作の進行が心配です。
5月のミヅマの個展までに完成するのでしょうか?乞うご期待です。

10日に宮永愛子がパリに旅立ちました。
4月14日より開催予定のパリ日本文化会館での展覧会のために、パリで滞在制作をします。
こちらも寒いようで日中も零下で冷蔵庫の中にいるようだと報告がきました。
宮永は日本文化藝術振興財団の「創造する伝統賞」の受賞が決まったようで、
嬉しいニュースが出発前に飛び込んできました。
授賞式が3月に明治記念館で行われるようですが、本人はパリ滞在中で出席出来ない様です。
棚田康司のタカシマヤ美術賞に続き大変名誉な話です。

14日に府中市美術舘で青山悟のトークがあり聞きに行きました。
青山はこの美術舘で公開制作を1ヶ月間に渡り行いました。
最終日にトークが企画され、ようやく公開制作された作品を見ることができました。
工業用ミシンを使用した刺繍技法で現代アート作品を制作し続ける、青山の世界はますます深まっています。
10年前に出会った才能の進化(深化)された世界を見続けられるのはギャラリスト冥利です。
10年前は1年に1、2点しか作品が作れないと言ってましたが、
公開制作の1ヶ月間で2点も制作されたスピードには驚きです。
しかも技術的にもコンセプト的にもより高度に強化されています。
3月に森美術舘での「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」に参加します。

三潴
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by mizuma-art | 2010-02-16 18:46 | その他作家情報
『十三人の刺客』
小学館より2月15日に発売される小説『十三人の刺客』の表紙は山口晃の作品です。
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これは「落馬」というタイトルで山口が藝大時代に制作した約20年前の作品になります。

また今年秋には
映画『十三人の刺客』が東宝系で映画化が決定しています。
三池崇史監督
役所広司主演
稲垣吾郎、沢村一樹、伊勢谷友介、市村正親、松方弘樹ほか豪華共演です!

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『十三人の刺客』
谺(こだま)雄一郎 著
池宮彰一郎 原案
ISBN978-4-09-386270-7
小学館より2月15日発売予定。
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by mizuma-art | 2010-02-09 00:00 | 作家の仕事
北京のコレクター
北京からニュースが飛び込んできた。
中国で最も有名な現代アートのコレクターの張 (Zhang Rui) 氏が役人に賄賂を贈って逮捕され、
美術品の税金をまじめに払って無い事も判明して「美術品密輸入」の罪にも問われることになったとのこと。

中国に作品を輸入する時は代金の17.5%の増値税を払わなければなりません。
張氏は香港や日本のオークションでも派手に作品を購入していました。
北京市内に素敵なコレクションルームを持った邸宅があり、何度もお邪魔したことがあります。
東京のミヅマアートギャラリーに来たこともあり、親しくしていたのでショックです。
北京の現代アートマーケットに少なからずの影響が出ると思われます。

三潴
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by mizuma-art | 2010-02-08 13:44 | その他
節分
節分祭に参列しました。
茨城県の笠間市にある出雲大社まで行きました。
ミヅマの作家のM嬢が年女なのでお祓いを兼ねての参加です。

お餅からお菓子、家電製品などの当たり券も撒くので、境内は人々で一杯でした。
皆さん、お慣れのようでダンボール箱やビニール袋を準備して待機。
ドンと太鼓の音と共に拝殿から年男年女が一斉に撒きだすと、場内は歓声と怒号と悲鳴で混乱。
どうりで警察官達が待機しているのか理由を納得。
まあみなさん慣れていること、早い速い(笑) 楽しいひと時でした。  

節分が過ぎると春分に向かい一歩一歩春が近づいてきますね。
でもまだまだ寒い気候が続きます。
ミヅマギャラリーは天明屋展「風流(ふりゅう)」が終了。
10日からの山口藍展「きゆ」の準備が始まりました。
北京は会田君が例のサラリーマンの山の大作の続きを描きに滞在制作中
中目黒では烏丸由美展「ぼくたちの東京ストーリーズ。」が開催中です。

5日は東京都現代美術館でMOTアニュアル展のオープニング。
10回目の今展には森淳一が出展。
「装飾」のタイトルには違和感がありますが、皆さんレベルの高い作品の展覧会で好感がもてました。

そういえば、先日 芸大の卒展に行きました。
そつのない作品ばかりが並ぶ秀才展で 魅力的な卵には出会えませでした。
おばかで過剰なエネルギー溢れる作品を創作して欲しいと思いました。

三潴
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by mizuma-art | 2010-02-08 11:02 | その他