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O JUN展「O JUNの山」
桜が咲き出す季節になりましたが、彼岸の寒戻りはいつものことですが、今年は厳しいですね。
ここ市ヶ谷のギャラリーから見える桜並木は3分咲きでしょうか?週末には満開もしれません。

ギャラリーの展覧会はO JUNの絵画の大作が華開いております。
O JUNは大阪の国立国際美術館の「絵画の庭」展、国立新美術館の「アーティストファイル2010」展にも
意欲的な作品を展示しています。
市ヶ谷のミヅマアートギャラリーのO JUN展は3月24日から始まりましたが、この日はO JUNが敬愛していた
中村敬治先生の命日でした。
O JUNと中村先生がお会いする日は、いつも雨と聞いてましたが、オープニングの日も雨でした。
ギャラリーの中央に展示された200号のキャンバスを上下に組み合わせたのタイトルはグロリアで、
上段の作品の副題に「天然無常KEIJI丸」とあります。
中村先生へのオーマジュ作品でしょうか?絵画に賭けるこの作家の確かな視線としたたかな企みが
大きく飛翔する瞬間に立ち会ってるような気にさせられる凄い作品です。
静かな怒りとは本当に怖いのだと囁いてるようです。

三潴
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by mizuma-art | 2010-03-31 20:42 | 展覧会紹介
真島直子展「密林にて」
ニューヨークから帰国した翌日は中目黒のミヅマ・アクションで開催されている真島直子展の初日でした。
鉛筆絵画とオブジェ作品は近年ますます凄みを増し、未踏の大地にうごめく新生命体を呼びよせたかの
ような真島の作品の迫力には脱帽しました。
2007年に制作された《密林の女神》と名づけられたオブジェをコレクションした、北京在住のコレクターが
自宅に飾ったら、一人娘が余りにも怖がるので展示を断念した話を思い出しました。

そういえば真島直子のスタジオは越谷の商店が立ち並ぶ一角にあるのですが、
近所のイタズラ餓鬼どもが悪さをすると、真島さんのスタジオに閉じ込めるからと親達が叱ると
大人しくなると言うエピソードがあるようです(笑)

3月中旬には北京に行きました。
会田君の大作の進行チェックとその後の再開発問題の取材をしてきました。
岩間君ともランチを食べながら後日談を聞きました。
100名を超える武装集団がスタジオの向こうにある草地から、匍匐前進して来て一気に襲って来た話には
背筋が寒くなりました。
この武装集団が再開発計画を進める為に組織化されていて、抵抗分子を排除する暴力装置になっているのですね。
中国に登場してきた赤い資本家達の手先は貧しい農民工たちで、かれらが安い労賃で雇われ、
暴力団化している悲しい構図が見えてやり切れません。

北京三潴は草場地村にあるのですが、東側一帯は空港にかけて、一大金融センターを作る計画のようです。
そして西側はショッピングセンターやホテルや大規模団地を計画。
私どものギャラリーも計画のど真ん中にあり、遅かれ早かれ開発の嵐はやってくるようです。
噂では草場地村はブロードウェイ化する話もあるようです。
中国の再開発はスクラップ&ビルドで、全てを完全に壊して建設する、かっての日本の高度成長期のようで、
いつか来た道を隣の中国でもやっているんだなと思いました。
中国の建物は鉄筋が入ってない煉瓦造りの建物が大半なので、ユンボで上から叩けば簡単に潰れるようです。
北京ミヅマの明日が見えたようでやり切れません。
会田君にギャラリーの建物に自分の首と鎖を結んで、抵抗したらと提案されましたが、これって会田の犬シリーズ?笑いました。

三潴
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by mizuma-art | 2010-03-31 10:09 | ギャラリー情報
第一回創造する伝統賞
現在展覧会のためパリで滞在制作中の宮永愛子が一時帰国し、
第一回創造する伝統賞」授賞式に出席しました。会場は明治記念館です。
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日本文化藝術財団により今年から創設されたこの賞は、これまで同財団が実施していた「日本文化藝術振興賞/奨励賞」の発展した賞とのこと。
記念すべき一回目の受賞者は宮永の他に型絵染作家の伊砂利彦さん、リコーダー奏者の鈴木俊哉さん。
授賞式後はパリにとんぼ返りの宮永ですが、あたたかく晴れやかな式に笑顔が絶えませんでした。

宮永の展覧会は4/14-6/26までセーヌ川沿い、エッフェル塔近くのパリ日本文化会館で開催されます。
この展覧会…宮永にとってこれまでで最大の規模の展示となりそうです。
パリへお立ち寄りの際はぜひともお運びください!

「ドゥーブル・リュミエール:宮永愛子&関根直子」展
会期: 2010年4月14日(水)~6月26日(土)
会場:パリ日本文化会館
tel : +33-1-44-37-95-00/01
URL: www.mcjp.fr
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by mizuma-art | 2010-03-27 00:16 | その他作家情報
ススめる!Navigator
隔週木曜日発売の雑誌「ぴあ」。4月1日発売号より、アート枠「ススめる!Navigator」のコーナーにて、会田誠と山口晃が交代でコラム連載を開始します。(首都圏版での連載です。)
毎回、作家が最もおススめな展覧会1つを選び、見所をご紹介いたします!
皆様どうぞご覧下さい。
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by mizuma-art | 2010-03-17 20:20 | 作家の仕事
The Armory Show
The Armory Showと呼ばれるフェアに参加するために、チケットの都合でパリ経由でニューヨークへ行った。
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ワシントンやニューヨークは大雪に見舞われた後で、セントラルパークは雪景色だった。
寒さと天候で来場者が来ないのではと、心配されたが昨年を大幅に超える人々が会場に押し掛け、
週末は1時間待ちのラインが出来た。

昨年はリーマンショック後で売り上げも来場者数も低調だったが、今年は雇用統計や消費者指数のアップで
株のダウ平均が,会期中に一日に100ドル以上も上がり、経済回復への期待が高まっていた。
果たして米国経済が回復途上にあるのか、カンフル剤効果での一時的なものであるのか正念場を迎えている。
英国と比べると米国には産業があるので、ドル安による輸出産業は好調で底力を感じられた。
しかしながら商業用不動産の市況は最悪のようで、金融機関は相当の不良債権を抱えているようで、
きな臭い状況であった。
この問題に火が着くと経済界は二番底に陥る可能性が大である。

一方好況は最後にやって来て、不況は真っ先にやって来るアート業界であるが、現在は小康状態で、
オークションもプライマリー市場も活発である。
フェアの売り上げも思いのほか上がりホットした。

不動産や株債権市場の不安定な状況の中で、印象派やモダンアートの作品がオークションで高値で
落札されるのが、目立ってきた。
ジャコメッティが100億円近くで売れたり、行き場の無い資金がアート市場に集まり出しているようだ。
90年の日本のバブルの末期に、不動産投資規制で行き場の無くなった資金がアートに向かい、
1兆円も印象派などの作品を輸入した歴史的経験を目撃した、私の眼には???である。

いつか来た道ではないだろうか?

それともアートを資産の一つとして長い間コレクションしてきた欧米の資産家や企業には、
安定した投資対象として復活し出したのだろうか!

しかしながらロンドンやニューヨークの現代アート街は相変わらず閑古鳥が鳴きリストラが続いている。

でも目先の景気に影響されない本物のコレクターたちが健在であるのも事実である。
寒いニューヨークであったが、確実に春はやってきていました。

三潴
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by mizuma-art | 2010-03-16 11:09 | ギャラリー情報
山口藍展「きゆ」 最終日のお知らせ
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山口藍展「きゆ」が今週で閉幕します。

そこで最終日の13日(土)、ミヅマのお茶室でお抹茶をお出しします。
1ヶ月の展示に慰労や感謝の気持ちをこめて、また春の訪れを皆様と祝いつつ
お茶をたのしめればと思います。

形式ばったことはありませんのでちょっと一服、のつもりでお気軽にどうぞ。

15時頃から始める予定です。

皆様のご来廊をお待ちしております!
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by mizuma-art | 2010-03-11 21:46 | ギャラリー情報
山口晃が関宿でスケッチとトークの集いを開催します
関宿スケッチコンクール5周年記念事業
早春の関宿スケッチの集い
-関宿・山口晃流視点から-

今回、5周年記念事業として、ゲストアーティストに現代の大和絵師・山口晃をお迎えして、早春の関宿でスケッチとトークの集いを開催いたします。また、山口による参加者の作品の講評も行います。時代のトップランナーである山口晃を囲んで、今一度、関宿の魅力を発見してみませんか?
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●日時●2010年3月21日(日)
10:00~12:00 山口晃と参加者で関宿をスケッチ
12:00~13:30 昼食・休憩
13:30~15:30 山口晃によるトーク&作品講評
●場所●
スケッチ/関宿のまちなみ
トーク会場/旧田中家住宅: 亀山市関宿新所1187番地
作品展/蔵のギャラリー 川音: 亀山市関町新所1778番地
※スケッチに参加希望の方は、当日午前9時から11時の間に地蔵町いっぷく亭にて受付を済ませてください。事前のお申し込みは必要ありません。
※スケッチにご参加のみなさまは、午後のトークの集いに優先的に入場いただけます。
※トークのみに参加希望の方は必ず往復ハガキにて、実行委員会までお申し込みください。当日は返信のハガキを持参された方のみ入場いただけます。(応募者多数の場合は抽選)
お申し込み先:
関宿スケッチコンクール実行委員会
〒519-0137 三重県亀山市阿野田町1060
森 敏子さん
※電話・FAX・メールでの受付はしておりません。
※応募締め切り:2010年3月15日(当日消印有効)

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山口晃「東大名所圖畫」旧発電所 2006
紙に鉛筆、水彩  13.9 x 20.4 cm
写真提供:財団法人 東京大学出版会
(c) YAMAGUCHI Akira
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by mizuma-art | 2010-03-06 17:35 | トーク&サイン会のお知らせ
結婚という旅
現在発売中の文藝春秋special「結婚という旅」で、山口晃が「当世夫婦道行」と題し
自身の結婚式のエピソードを描いております。

今回も少しだけ、公開いたします。

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by mizuma-art | 2010-03-02 22:43 | 作家の仕事