中国にて3
前回のブログに引き続き、北京からの報告です。

展覧会初日の7月4日は2点の作品のみでスタート。
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左:Giraffe -True Brave, Ink and colors on paper, 300×900cm, 2009
courtesy of the artist and Mizuma & One Gallery, Beijing / 2009
右:Fly to the Sky!, Ink and colors on paper Lozenge-shaped kite, 163×198cm, 2009
courtesy of the artist and Mizuma & One Gallery, Beijing / 2009
※どちらも作家が北京で滞在中に制作


大勢の来場者から、ここは中国だからと慰めの?声で励まされました。
通関検査が厳しくなったのは上海万博対策だとか共産党大会前だとか諸説あり。
いずれにせよ7月1日から厳しくなったようで、その前までに通関出来なかったのは残念な話です。
まあ何処のギャラリーも1度や2度は経験せざるを得ない通過儀礼?みたいなもののようです。 
と言う訳で帰国は延期。月曜から木曜までのアポイントは全てキャンセルで、ご迷惑をお掛けします。 

北京は真夏で連日35度を超える暑さ。
唯一の救いは湿度が低く乾燥しているので木陰は涼しいです。
中国の人たちは暑くても冷水や冷たい飲料は摂りません。
冷やすのは内臓に良くないと考える中医学の教えを守ってます。
それで冷えた西瓜はたくさん食べますよ。西瓜は乾いた喉を癒す最高の夏の食べ物です。

2009.7.4
三潴
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# by mizuma-art | 2009-07-06 11:17 | ギャラリー情報
中国にて2
作品が通関出来ずに展覧会初日を迎えてしまいました。作家の木村さんの目が真っ赤でまともに見ることが出来ません。
作品は6月20日に天津に着いていたのですが、役所、業者それぞれの言い分にこちらの状況判断の遅れ等が重なり大変な事態です。

中国では何回かこうした経験をしています。2008年の南京、広州トリエンナーレの初日にジュン・グエン=ハツシバ、
鴻池朋子の映像作品に不具合がありました。これはオーガナイズに原因がありましたが、
北京は自分のギャラリーでの出来事でやり切れません。広州での鴻池さん、今回の木村さんの気持ちも痛いほど分かるので辛いです。
作家があってのギャラリーなのでこの基本的関係を損ねるような事は避けたい事件です。

役所は土曜日曜は休みで通関業務はストップです。こちらは決着が着くまで帰国は延期。スケジュールがたてられず心配です。

2009.7.4.
三潴
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# by mizuma-art | 2009-07-04 20:17
中国にて
4日から北京三潴で始まる木村了子展「Born to be Wild 目覚めろ、野性!」の為に北京入りしてます。
実は明日から展覧会なのに作品が未だに通関出来ません。
原因は一緒に送った会田誠の写真作品「御器噛り草紙」が中国の倫理規定に引っかった為です。

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会田誠 「御器噛り草紙」 2009、ラムダプリント (c)AIDA Makoto


1日から通関検査が厳しくなり 真面目な税関職員がストップを掛けたようです。
中国と日本のシステムが違うということを忘れておりました。
会田誠の毒がお気にめさない様で困っています。

会田誠と言えば5月の香港のアートフェアでも「Mt. Fuji Girl」の写真作品に地元の新聞が
批判記事を掲載してひと悶着ありました。

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会田誠 「Mt. Fuji Girl」 2008、ラムダプリント (c)AIDA Makoto


世界中で顰蹙を買う作家、会田誠ならではのエピソードは沢山ありますが、今回は困ってます。
その作品は日本に強制送還するように頼んでいるのですがね!

2009.7.3
三潴
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# by mizuma-art | 2009-07-03 17:11 | ギャラリー情報
伊勢ー東京ー北京
7月1日から一泊で伊勢志摩へ行ってきました。
伊勢には丁度12年前にMORPHEというアートイベントを青山で開催していたときに
南勢町(現・南伊勢町)というところで展覧会をやったことがあり、
その時以来の久方ぶりの三重県入りです。
とても風光明媚な場所でした。
牡蠣の名産地で、残念ながら今回はシーズンオフということで食べられませんでしたが、
とても良い時間を過ごせました。

私は4日(土)より北京三潴で開催する木村了子展のため、本日から北京へ参ります。
北京では年5回、東京ではミヅマアートギャラリーミヅマ・アクション併せて年12-3回ほど展覧会を企画し、
日々忙しく過ごしています。
94年に開廊して以来160回ほどの企画展を開催してきました。
こういうことを継続し続けてこれたのも、ひとえに作家の力とそれを支えてきたギャラリースタッフの力だと
改めて感謝しています。

2009.7.2
三潴
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# by mizuma-art | 2009-07-02 14:53 | ギャラリー情報
ネオテニー・ジャパン −高橋コレクション展が好評です
先週の土曜日はブログでもスタッフが紹介しましたが、ネオテニー展でギャラリー作家の
鴻池朋子がトークをしました。
私も、CATというNPOの依頼で
ネオテニー展会場で主催者に挨拶もせず、勝手にギャラリートークをしてしまいました。
と申しますのも5、6人の人が来て話をすると思っていましたので、
自分の知っている作家や作品について話せば良いと思っていたのですが、
集まったのは18名!私が話し始めるとその倍くらいの人数になってしましました。
主催者に話もせずに申し訳なかったと思っています。

CATというのはコンテンポラリー・アート・イン東京というNPO法人で日本の現代アートを
サポートするために創立されました。
当初は港区あたりの廃校を利用して、ギャラリーやアーティストスタジオや高橋コレクションの
常設の場所を作ろうという発想のもとに活動を開始しました。
廃校は見つかったのですが、残念ながら耐震の問題で港区の廃校は全て違う目的の建物に
立て替えるとの事で、借りる事が出来ませんでした。
その後も新宿、渋谷、世田谷辺りを探しましたが、森美術館から半径3キロくらいの所で
アクセスの良い場所という贅沢な望みだったのでそれに合致する廃校には出会えませんでした。

私自身も創立メンバーとして関わっており、現在はコレクターの高橋龍太郎先生が2代目会長に就任し、
ゆっくりですが少しずつ活動を行っております。


土曜日のネオテニー展は鴻池効果もあったのか大変込み合っておりました。
1日の来場者は1,000人を超えるのではないかとの事でした。

今回の上野の森美術館でのネオテニー展は約2ヶ月の開催期間で約4万人の来場者を
見込んでいるそうですが、この数字を主催者の産経新聞社の方から聞き、
2007年5月-6月に同美術館で開催した「アートで候。会田誠・山口晃展」の動員数が
30日間で3万人だったという事は大変な数字だとういうことを改めて思いました。
1,400円の展覧会カタログは会期中に8,200部以上売れ、展覧会に来場した方の3-4人に1人が購入した計算になります。
このカタログ販売数、動員数は現代アートの展覧会ではトップ級です。


現在開催されている「ネオテニー・ジャパン −高橋コレクション」展は素晴らしいので、
ぜひ多くの人に見て欲しいと思います。みなさん足を運んでみてください。

2009.6.30
三潴
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# by mizuma-art | 2009-06-30 18:18
茨城にて
昨日は茨城県の笠間市にある出雲大社へ夏越し(なごし)の祭りへ行ってきました。

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夏越しの祭りは大祓い祭りともよばれ、今年一年受けた様々な厄を祓い新たな力を神様から頂くお祭りです。
早いもので2009年は6ヶ月たったわけですが、神道の世界では半年は一年と見ているようで、
「一年」という表現を使いました。
ということはこの7月1日からは新たな次への一年という気持ちにさせるようです。
ただ私たちは現代の暦通りに生きているので、今年半年間の罪、穢れ(ただし罪ばかりですが…)を祓い、
残りの半年を健やかに過ごせる事を祈念しました。

お祭りの後に益子市まで足を運び、坂田甚内という陶芸家のもとに出雲大社の宮司と一緒に訪問しました。
出雲の宮司は高橋正宣という方ですが、神職のかたわら吹きガラスを制作するアーティストでもあります。
坂田甚内氏は益子に40年以上住み、最近は1メートルを越す、大皿を完成させた意欲的な作家であります。
雑木林にかこまれた制作工房は静謐な空間であわただしい喧噪な都会のなかですごしている自分にとっては
誠にうらやましい場所でした。
とても良い時間を過ごす事ができました。

7月からの後半戦は前半に増して多忙な日々が待っております。
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# by mizuma-art | 2009-06-29 14:05
鴻池朋子アーティストトーク@上野の森美術館
上野の森美術館の「ネオテニージャパン-高橋コレクション」展で鴻池朋子アーティストトークが開催されました。

これまでの開催地の霧島や札幌でのエピソードに加え、これから東京オペラシティアートギャラリー
霧島アートの森で開催される個展にまで話が及んだあっという間の一時間でした。
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トーク終了後にはサイン会も。かわいいオオカミの姿が。。
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「ネオテニージャパン-高橋コレクション」はこの後、新潟、秋田、米子へと巡回します。
鴻池の出身地である秋田ではちょっとスペシャルなことを計画中!
皆さまどうぞお楽しみに。

いしざき
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# by mizuma-art | 2009-06-27 21:11 | アーティストトーク
倉重迅展、大島梢展
本日はギャラリーで開催中の展覧会について、書きたいと思います。

現在ミヅマアートギャラリーでは倉重迅という作家のビデオインスタレーション作品を、
ミヅマ・アクションでは大島梢という作家の平面作品を展示しています。

倉重迅は高校卒業後ヨーロッパにぷらりと旅に出て、フランスでアートに興味を持ち、
ボザール(フランスの美大)を出たあと、作家としてのキャリアをスタートしました。
数年前日本に帰国し、現在は東京で作品制作をしています。
2005年トリノトリエンナーレや2008年のシドニービエンナーレに選ばれ、作品が展示されました。

ビデオ作品というのは日本だけでなく世界でも大変売りづらいジャンルで、残念ながら個人コレクターは殆どおりません。

しかしビジネス的には難しくても移動の簡便さや展示にそれほどお金がかからない事もあり、
今や世界の国際展の展示の半分はビデオインスタレーションの作品となっております。
最近はハイビジョンの作品が制作されるようになり、映像設備にお金がかかるようになって、
手の込んだ作品ほど費用がかかる様です。

今回の作品はなかなかチャーミングなものなので、ぜひ見ていただきたいと思います。

ミヅマ・アクションで展示している大島梢は子供の頃から「虫めづる姫」で
自宅の庭に食草を植え、そこに付いた卵を羽化させたり、自然の動植物の観測に目を光らせ、
それが作品に結実しています。

今回はミヅマ・アクションでの初個展です。
本来なら2年くらい時間をかけてじっくり作品制作をするところを、無理を言って
個展を開催してしまい、本人には不満の残る所もあったようですが、なかなか好評です。

「神は細部に宿る」ということを体現できる作家だと思います。

2009.6.27
三潴
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# by mizuma-art | 2009-06-27 09:51 | 展覧会紹介
アートについて
京都へ行ってきました。
24日の夜は祇園へ招待され、今年初めて鱧料理と鮎を食べました。
こうした料理を食べると夏間近という気分になります。

京都は梅雨の中休みのようで、晴れていて気温は30度近い暑さでした。
祇園といえば舞妓さんですが、24日のお相手は横浜出身の二十歳になったばかりの舞妓さんと札幌出身のこの道15年の芸妓さんでした。
彼女たちと日舞や地方の話をしました。
意外にも、彼女たちは現代アートファンだそうでびっくりしました。
京都ならではのお茶屋さんでアートフェアや展覧会ができたら楽しいかな、と思いました。
何度行っても京都は奥が深く魅力的な場所です。

また、その日は大先輩の大画商さんにご招待いただいた席でしたが、日本のアートについて、真剣なお話をしました。
「真にナショナルなものは真にインターナショナルである」という考えは私が常日頃から話している事ですが、
まさに同じ事を大先輩に言われ、意を強くしました。

翌日の25日は近江草津方面に住んでいる若い作家の作品を見に行きました。
辺り一面田園風景の中で、作品制作に集中している作家の作品と姿をみて、アートの奥の深さを感じました。

2009.6.26
三潴
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# by mizuma-art | 2009-06-26 17:50
山口晃が文庫本「風が強く吹いている」(著:三浦しをん)の表紙を手がけました
2006年の単行本に引き続き、2度目の表紙描き下ろし。

いつも通りスケジュール遅れ気味で山口が制作をしておりましたところ、出版社のデザイナーさんから
「先にレイアウトを組みたいので、まずはラフ案をいただけますか?」と言われ、
山口が提出したのがこちら!
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一応レイアウトは組めるかも知れないけど、、、、ほんとラフですね。苦笑

その後、完成したのがこちらです!
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新潮社より7月1日発売です!
皆様、書店でご覧下さい◎

おさだ
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# by mizuma-art | 2009-06-24 14:37 | 作家の仕事