鴻池朋子アーティストトークのお知らせ
今までギャラリーからの情報はウェブサイトからの一方的な発信でした。
今回もう少し密度の高いインフォメーションを皆さんに出そうと思ってブログを始めましたが、
その反応の大きさにびっくりしています。

山口晃のFIFAのニュースを書いたところ、さっそく問い合わせがありましたし、
鴻池朋子のオペラシティでの個展を「美術館での初個展」と間違った情報を載せてしまったところ、
2006年に大原美術館で既にやっているという事で訂正されました。カリカリ。。。すみません。

まだどういう内容のものをどのように発信したら良いか分かりませんが、
できる限り頻繁に思った事を書きたいと思います。

本日はこれから京都に向かいます。
京都へ行くのはアサヒビール大山崎山荘美術館での山口晃個展と彼のトークショウの時以来です。
去年小山登美夫ギャラリー京都やタカ・イシイギャラリー京都がオープンしたので、
そちらも覗きたいと思います。

2009.6.24
三潴


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ネオテニー・ジャパン関連イベント
鴻池朋子アーティストトーク

日時:6月27日(土) 14:00〜15:00
会場:上野の森美術館
参加無料(要観覧券)、予約不要
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上野の森美術館にて好評開催中の「ネオテニー・ジャパン −高橋コレクション」展では
鴻池朋子のグッズが販売されています。

お買い求めは上野の森美術館ミュージアムショップまで。
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# by mizuma-art | 2009-06-24 13:00
武蔵野美術大学で特別講師をしてきました
昨日は武蔵野美術大学の林容子先生のアートマネージメント講座で特別講師をしてきました。
ムサビではもう5年近く、年2回ほど学生達に話しをしています。
若いアーティスト志望やキュレーター志望の学生諸君と話すのは楽しい事なので毎回ウキウキしています。

昨日は90分の話の後に、一時間程学生達からの質問を受けました。
その後、学部2年生のスタジオに行き、作品の批評をしました。
芸大や他の大学の院生のスタジオを見た事はありましたが、
ここでは100平米くらいの教室に20名の学生が自分のスペースを持っていて、その狭さに驚きました。
このスペースで大作を作るのは大変です。学生時代は有り余る時間を使って大作を作るもの!です。
授業料や制作費を含めると年間180万円もの金額がかかるそうですが、
地方から来た学生達には生活費などを含めると更に月15万くらいかかるでしょう。
美大に行くのがどれだけ親御さんへの負担になるかと考えると暗澹とした気持ちになりました。
美大を卒業しても自立したフルタイムアーティストになるのはおそらく一万人に一人という非常に厳しい才能の闘いの世界です。

美大に来ている諸君達は皆子供の頃から美術が好きだったり、制作するのが好きだった人達なのでしょうが、
その中で本当に一握りの人しか自立できない現実を考えると非常に厳しい、才能の支配する世界だと思います。

学生達からの真摯な質問の中に、どうやったらアーティストとして食べていけるのか?という質問がありました。
自分の好きな事をやって生活を自立させるのは厳しいし、サラリーマンではないので安定した生活を望むのも難しいものです。
安定したいなら学校の先生が良いでしょう。しかし、人に教えながら制作も厳しい事ですし、
そうやって成功した作家もあまりいません。
こうした才能の卵たちと話し、それらを引き受け世界に紹介するのがギャラリーの仕事ですから、
ギャラリストにはそういう才能を見極める力が必要とされてきます。
ですが、考えてみると私は才能を見極める力が自分に備わっているとは思いません。幸運にも良い出会いによって成り立ってきました。
私が会田誠に出会った時、彼は既にいくつかの画廊で展覧会を開いていました。
しかし誰も彼とは契約せず画廊が無い状態でした。
それはとても信じられないラッキーな事でしたし、会田誠という天才が、山口晃という天才を連れて来て、そういう素晴らしい連鎖によって今のミヅマが成り立っています。
作家の力によってギャラリーは成り立つもので、私どもはそういう縁の下の力持ちの仕事をしております。

2009.6.23
三潴
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# by mizuma-art | 2009-06-23 17:06
ネオテニー・ジャパン −高橋コレクション展
現在、上野の森美術館では「ネオテニー・ジャパンー高橋コレクション」展が開催されています。この展覧会は97年から現在まで続けている高橋龍太郎先生のコレクションの公開展です。高橋先生とは97年の日本が不況のどん底だった時代(ギャラリーの展覧会でも何も売れない時代)にコレクションを開始し、サポートしていただいた方です。本日はその高橋コレクションについてお話しをしたいと思います。

高橋コレクションは90年代後半から2000年代の公立の美術館が不況で作品の収集が困難だった時に、若い作家の作品を収集し続け、今となっては貴重な作品が網羅された重要なコレクションです。
高橋先生はコレクション開始当時から今日まで、作品を売る事無く持ち続けている信頼できるコレクターです。収集の中心作家は会田誠、秋山さやか、小谷元彦、奈良美智、西尾康之、村上隆、山口晃をはじめ青山悟、池田学、鴻池朋子、天明屋尚など広範囲にわたってコレクションされています。

その中でも鴻池朋子は来月18日から東京オペラシティアートギャラリーにて大原美術館に次いで2回目の美術館の個展が開催されます。ネオテニー展では入り口に彼女の作品が展示され、ファンタジックなスペースを作っていますが、オペラシティでの個展では新作旧作をまとめた見応えのある展示となる予定です。ぜひ皆さんに見ていただきたいと思います。

山口晃は現在日経新聞朝刊の文化欄に「美のよりしろ十選」という随筆を寄せています。彼の取り上げる「美のよりしろ」は非常にユニークなものです。ぜひ一読をおススメします!作家の確かな視点が作品にどのように反映されているかがわかる貴重な文です!!

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● ニュース●
山口晃が2010 FIFA World Cup South Africaの公式アートポスターの作家として選ばれました。残念ながら作品は制作中の為公開できませんが、2006年の天明屋尚に続く快挙です。
また、天明屋尚と烏丸由美(ボローニャ在住)が2009年 IAAF世界陸上競技選手権ベルリン大会公式アートエディションに参加します。

このようにミヅマ作家がどういう訳かスポーツイベントに強くなり、うれしい限りです。

2009.6.22
三潴
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# by mizuma-art | 2009-06-22 16:03
会田誠+Chim↑Pomトークのお知らせ
昨晩、無人島の三周年記念イベントに行ってきました。

無人島は高円寺にあり、ミヅマで働いていた藤城里香が独立して展覧会を行う空間を持っていて、八谷和彦やChim↑Pomをはじめ話題の作家を抱えています。ミヅマで働いていたスタッフがギャラリーを立ち上げたということで長期に繁栄して欲しいと思い、たまに作品を買ったり、展覧会を見に行ったりしています。この三周年イベントは毎回ホスト・ホステスが替わって、この日は朝海陽子という写真家がホステスの日でした。その前日には会田誠も無人島イベントナイトを盛り上げていたようです。朝海は今話題の写真家で、彼女もまた縁があり、かつてミヅマで働いていました。この日は朝海の友人でもあるソプラノ歌手のタマリ・マリアムさんという方が、パレスチナの子供たちの為に3曲ほど歌を歌いました。

このマリアムさんはバーンシュタインのウエストサイド物語のマリア役を演じたり、国内外で注目されている歌い手です。彼女の歌が生で聴けてとても幸せでした。アンコールでアメイジング・グレイスまで歌ってくれてとても嬉しかった。

Chim↑Pomといえば明日代官山のcafe PIKEYで会田誠とトークをするようです。広島の飛行機雲の事件以来、BTでも大きく取上げられるなど非常に話題を集めていますが、彼らが話題になればなるほど日本のアートが疲弊している状況が見えてきて複雑な気分に駆り立てられます。Chim↑Pomは計算されたコンセプトや、深く考えられた思想によって作品を作っているのはなく、その場の勢いに任せた60年代的に言えばハプニング的なグループですが、日本の現代アート界は皆優等生でこのような跳ね返り的な集団がいないので注目されているのでしょう。このChim↑Pomと会田君がどんなトークをするのか?お時間がある方は明日cafe PIKEYまでお越しください。

2009.6.20
三潴

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ネオテニー・ジャパン関連イベント
会田誠×Chim↑Pomトーク

出演:会田誠、Chim↑Pom
日時:6月21日(日) 6:00 pm~7:30 pm(終了予定)
会場:cafe PIKEY  東京都渋谷区代官山町8-15 DIビル2F
URL:http://cafepikey.iflyer.jp/venue/home
料金:1Drink (Cash on Delivery)
協力:MySpace
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# by mizuma-art | 2009-06-20 18:06 | トーク&サイン会のお知らせ
北京三潴情報
突然ですが、ギャラリー情報を密度濃く発信する為にブログを設けました。
このコーナーではより細かい作家の動向やギャラリー情報を皆さんにお送りする事が出来れば幸いです。


第一弾は三潴からのご報告です!

去年の4月、北京にミヅマギャラリー(正式名称Mizuma & One Gallery)を開廊し、1年が経ちました。
沢山の方々から「どうですか」という質問を聞かれます。
その内容はビジネスはどうですか?という事でした。

私が北京に開廊する大きな動機は798や草場地区に良いギャラリーが集まり、
いずれここがアジアのアートの中心地になる、思ったからです。
もちろん不況となった現在も草場地区には他の地区から移動してきたり、
新しくオープンするギャラリーがあり盛り上がっています。

ではアートマーケットはどうでしょうか?
正直に書きますと、マーケットはまだまだ時間がかかるのではと思っています。
理由として、基本的インフラがないという事。
というのも中国には現代アートの公立美術館がありません。
また、人々に作品に対するマナーや教育がされておらず、
多くの人が美術館やギャラリーでの展示で作品に手を触れてしまいます。
中国には富裕層が沢山でてきていますが、彼らの多くは家を建てる事や車、
宝石を買う事に興味があるようです。
中国のアンティークを購入する動きもあるようですが、残念ながら現代アートへはまだ向いておりません。

2004年辺りに始まった中国の現代アートブームですが、バブルの様になった要因は
華僑系、欧米のディーラー、そしてクリスティーズなどのオークションハウスにあります。
中国にはBeijing Poly International Auction Co., Ltd. やChina Guardian Auctions Co., Ltd.などの
オークションハウスもあり、活発に取引がなされていますが、中心はアンティーク部門です。

また、中国マーケットが発展しないもう一つの理由として、税金の問題があります。
美術を贅沢品と見るのか、(中国側からみた)輸入する際の通関時に増置税 (17.5%) がかけられ、
さらにVATとして8%かけられます。作品が売れた時には合計で33.5%もの税金となります。
これがネックとなりマーケットが育たないのです。

このようにマーケット状況やインフラはまだまだこれからです。
ですが、中国はとても魅力的なのです。
13億人もの人口があり、その中で沢山の才能が日々生まれています。
北京には中央美術学院と清華大学があり、優秀なアーティストを排出しています。
そこでは毎年5、6月に卒業制作展が開催され、アジアや中国のギャラリストが詰めかけ盛んにスカウトをします。
上海や四川、天津にも美大があり、そこでも作家が育っています。

アートに関する税金の改正や2000年代に登場したお金持ちが現代アートに興味を持てば、
マーケットが拡大する可能性は非常に高いと思います。
しかし、現在の北京三潴はショールームとしての機能のみとなっています。
そこで1周年となった今年4月に中国の若い作家4人のグループ展を開催しました。

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DAI Chao "The sea under the Cloud"


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LI Zan "GOLDEN TAOTIE"


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LUO Shengling "Lost Child 5"


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Meng Yangyang "Juice"


DAI Chao、LI Zan、LUO Shengling、MENG Yangyangという学校を卒業したばかりまたは卒業して1、2年の若い作家達です。
こうした新人作家達の発掘を徐々にしながら世界に発信していきたいと考えています。

さて、これからの北京三潴ですが、7月4日からに木村了子展が開催されます。
作品は8月2日まで北京で展示され、その後台北で展示されます。
8月末からは会田誠が3ヶ月間にわたり、滞在公開制作展を行います。
3メートル×7メートルの新作「The Ash Color Mountain」の制作や「滝の絵」、
「万札地肥瘠相見図」を公開加筆するようです。
北京にいらっしゃる際はぜひお越し下さい!

2009.6.18
三潴


Mizuma & One Gallery
No.241-15 Cao Chang Di Village, Cui Ge Zhuang,
Chaoyang District, Beijing 100015 China
tel: +86-10-5127-3267 fax: +86-10-5127-3268

開館時間:水曜ー日曜 10:00-18:00
休廊日:祝日
月曜、火曜はアポイントのある方のみ
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# by mizuma-art | 2009-06-18 16:59 | ギャラリー情報